介護報酬のファクタリング

今の日本は空前の高齢化社会と言われていますが、団塊世代が退職してこの状況はより一層厳しくなる見通しです。

かと言って介護ビジネスが潤っているかというとそうでもないようです。

知人はデイサービスセンターを運営していますが、ある程度のレベルの顧客ニーズをかなえるにはやはりそれなりの費用が掛かり、しかし、高齢者の懐事情も一部地域を除いてあまりよくない。

そういった親御さんを抱える世代自体も同様で、サービス料を上げるわけにもいかず、介護保険給付費に頼らなくてはいけないのが現状だそうです。

しかし、介護報酬は、請求してから入金されるまでに通常は2ヶ月程度かかりますので、その間に資金ショートの危機というのが何度もあるとの事。

そうなるとつなぎ資金の融資を受けるかという選択もあるのですが、支払われるはずの給付金を現金で買い会下てもらう「ファクタリング」という方法があることを知りました。

この場合、融資を受ける審査もいりませんし、負債ではなく、給付金を前借りするという形になるので帳面上のマイナス要素である借金ではなく、運営資金を素早く調達する事が出来るのです。

これはおそらく、商売をやっている人でも知らない人が多いのではないでしょうか?

一般的には、給付金ではなくて売掛金など売り上げが立っている見込み収入を買い取ってもらうのがファクタリングだという認識の人も多いのですが、上記のような介護報酬についても同様の扱いで資金を調達する事が出来るのですね。