いつもより暑さが厳しかった去年の夏、お店に設置している二台のエアコンのうち一台が壊れてしまいました。
なにせ二十年前の代物、壊れて当然といえばそれまでだったのですが、焦りました。
残ったもう一台は容量も小さく前回に設定したところで、お商売が飲食店。
火を使うためにみるみる温度は上昇。
温度計を見れば30度越え……。急を要するために何軒も電気屋さんに掛け合いましたが、どこも同じなのかエアコン工事のラッシュで取り付けには2週間かかるとのことでした。
修理の金額も思ったより高く、とてもじゃないけど支払えなくてネットで業務用エアコンを探して注文。
工事は電気屋さンが見積もりに来た時にしりあった下請け工事の方がたまたま近所の方だったため、無理を言ってその方に頼みました。
五日後、工事に来てくれたのですが、壊れたエアコンがあまりに大きくて天井からぶら下がり式だったので来ていた業者の二人だけでは無理があり、急きょ応援を呼ぶアクシデントも……。
結局、三時間近くかかって四人がかりで取り外してもらい、新しいエアコンを設置してもらいました。
費用もおかげで当初電気屋さんで見積もった額の半値ほどで済みました。
もちろん以前の古いエアコンの廃棄も込みです。
翌日からの営業では、エアコンの効いた快適な空間で、お客様も汗を拭きながら食事することもなくなりました。
翌週、業務用エアコン修理の業者を探したときに、コンプレッサーの寿命を延ばして節電効果もある薬剤を知り、それを注入してもらいました。
この夏ほどエアコンのありがたさを感じた年はなかったです。