「探偵」と聞くと、ミステリー小説やドラマなどの「複雑な事件を解決する、警察も顔負けの凄腕プロ」というイメージが一般的であるといえますが、実際はどのような仕事をしているのでしょうか。
電話帳や町中の看板などに「探偵事務所」や「興信所」という広告が掲載されているのをご覧になったことのある方もいらっしゃると思いますが、私の知人も探偵を愛知(知人が名古屋在住)を利用したことがあります。
目的としては、お見合いの仲人としての紹介者および被紹介者の素性を確認するための調査でした。
お見合いは相手の経歴などを事前に確認する必要がルールとなっていますが、中にはどうしても早く結婚したいというあせりから、相手に好感を持ってもらいたいために経歴を詐称したり、結婚歴を偽って未婚であることを報告したりという情報操作をする方もいらっしゃいます。
結婚相手を求める方にふさわしい人物を紹介する仲人としては、紹介する側もされる側も、誠実で正しい情報提供をしなくてはなりません。
そんな時に、興信所にお見合いの双方の当事者の身辺調査を依頼しました。興信所を通すことで、よりお見合いの場を安心させることができたといいます。
また、離婚問題の際も探偵は活躍します。結婚以上に相手を信じられなくなっている状況のため、当事者夫婦の片方が浮気などを相手に問い詰めても、上手にごまかされてしまうことがあります。
そのような場合、探偵に相手の素行や身辺を調査してもらうことで証拠をつかみ、裁判に発展した際にも有利な状況に持ち込むことができるのです。
これらのように、架空の世界とは別の姿を持つ探偵や興信所ですが、「疑問や難題を解決する手がかり」を作ってくれるところは共通しているのではないでしょうか。
日常において、陰ながら人々が安心して人生を歩むための手助けとなっていることがわかります。