ふつうは成人式の日に振袖を着るものだ思いますが、長女が振袖を買ってもらい、私の時は姉のものを着てほしいという事で、気分を害した私は成人式には出席しなく、アルバイトをして1日を過ごしました。着物が高価なのは分かりますが、年の近い姉とは何でも姉のお下がりという事が嫌だったのです。この時は半分むきになって着物を着る事を拒みました。
何年かしてさすがに私の振袖の写真がない事に後悔はしました。
が自分で決めた事ですから仕方がありません。
それから2年後、22歳で結婚する事になりました。
その時はドレスの他にも着物ももちろん着ます。これには心が躍りました。
成人式の時の写真もなかった分、少しでも若いうちに着物姿の自分の写真を残したく、和装を前撮りで何枚もとって頂きました。
ウエディングドレスも良いですが、やはり日本人に血というか、着物を着た時の心がキュッとしまる感じが何とも言えません。
プロの写真屋さんに上手く写真を撮って頂いてとても大切な宝物となりました。
その後何回か着物を着る機会はありましたが、その度に身が引き締まる思いで、自然に背筋もピンとはり、いろんな人にみられているという思いがより一層良かったです。
この大切な日本の文化をもっと沢山の人に広められるといいなと常日ごろから考えています。