今までで一番急だったお葬式は・・・高校時代の同級生のお葬式です。
二十歳になり、成人式直後に亡くなったので。若いのに本当に急でした。
事故だったので、今でもあの時きちんとシートベルトをつけていてくれていたら、と。思うこともあるくらいです。
すごく仲のよい友人というわけではなく、本当にクラスメートといった感じの間柄でしたが、
彼女に憧れていた部分もあったので、その分ショックが大きかったです。
二十歳ということもあり、葬儀に着ていくような服は持っておらず、
買いにいったんですが・・・すごく心が重かったです。
板橋区の葬儀会館でほぼ身内だけの家族葬でした。
同級生たちともあんな形で再会することになるなんて思いもしませんでした。
会えてもうれしくない、そんな風に思ったのは初めてのことだったかもしれません。
遺影の写真は成人式の写真で、かわいい彼女がにっこりと微笑んでいて・・・。
彼女の両親の様子を見ていると本当に切なくて苦しくて。仕方がありませんでした。
あれから18年経った今も、ふとした拍子に彼女のことを思い出します。
お葬式のお返しでいただいたタオルも、まだ使っています。だいぶくたくたですが、捨てられそうにありません。
年齢だけで悲しみが上下するわけではないけれど、やっぱり若い人のお葬式はとても悲しいです。
病死ならば覚悟が出来る部分も少しはありますが・・・突然の死の悲しみは、いつまで経ってもその心の衝撃を忘れることができません。